ドキュメント
パンフレット・業務実績リスト
会社案内【PDF】
2023年4月更新 A4/12ページ
入社を希望される方へ【PDF】
2024年4月更新 A4/8ページ *入社を希望される方に向けた会社案内です
会社概要表・組織図【PDF】
2023年4月更新 A4
業務実績リスト/2024年版【PDF】
2024年5月更新 A4/40ページ *概ね過去15年間のおもな業務エリアの実績をまとめました
英文会社案内【PDF】
2023年4月更新 A4/12ページ *海外の実績をまとめた会社案内です
テキスト・論文など
路地散歩「根岸の里の路地を歩く」【PDF】
2023年11月 A4/38ページ
第149回 街なか研究会「路地散歩 根岸の里の路地を歩く」のレポートです。(技術顧問 今井 晴彦、技術顧問 堀田 紘之、国内事業本部 木村 晃郁、他参加者)
「武蔵野台地東端斜面のまち岸町の路地を歩く」レポート【PDF】
2023年5月 A4/30ページ
第147回 街なか研究会「武蔵野台地東端斜面のまち岸町の路地を歩く&新年会」のレポートです。(技術顧問 今井 晴彦、国内事業本部 木村 晃郁、他参加者)
「全国路地サミット 2022 in 長崎~立体路地のまち長崎から路地の魅力を考える~」レポート【PDF】
2023年2月 A4/34ページ
全国路地サミット 2022 in 長崎の感想と長崎の紀行集です。(技術顧問 今井 晴彦、国内事業本部 高尾 利文、国内事業本部 木村 晃郁、他参加者)
路地散歩〜岡谷の酒「神渡」と下諏訪の路地〜【PDF】
2022年12月 A4/7ページ
第146回 街なか研究会〜岡谷の酒「神渡」と下諏訪の路地ツアー〜の随行記です。(国内事業本部 木村 晃郁)
2030年のモビリティ(移動性)について考えること【PDF】
2022年4月 A4/21ページ
今後の人口構成の変化、アフターコロナのニューノーマル、技術の進展を想定し、2030年に向けて、モビリティ(移動性)を向上させる視点を整理しました。
是非、ご覧下さい。よろしくお願いいたします。(国内事業本部 内山 征)
ウォーカブルなまちづくりを考える視点【PDF】
2021年10月 A4/16ページ
近年、全国各地でウォーカブルなまちづくりが進められています。また、ほこみち制度ができたことで、道路空間の運用がしやすくなりました。ウォーカブルなまちづくりについては、地域ごとにやり方があるかと思いますが、弊社で考える視点を整理しましたので、参考にしていただければと思います。よろしくお願いいたします。(国内事業本部 内山 征)
地域主体のまちづくり参考書【PDF】
2021年9月更新 A4/98ページ
地域が主体となったまちづくりに取り組む地域が増えています。そうした地域の方々に参考にしていただければと思い、参考書を作成しました。 ご活用ください。(国内事業本部 内山 征)
モビリティ・デザインについて考えること【PDF】
2020年6月 A4/13ページ
人々のアクティビティが多様化し、移動の仕方や身体条件等に合わせて、きめ細かく”人”を単位にモビリティ(移動しやすさ)をデザインすることが求められています。また、近年、自動運転やMaaS等のモビリティを支える技術が進展しつつあることを踏まえ、モビリティ・デザインについて考えを整理してみました。冒頭には、新型コロナウイルスによって厳しい状況にある公共交通の利用・維持の必要性を整理しています。(国内事業本部 内山 征)
インフォメーション
新着トピックス
南アフリカで開催されたスマートモビリティアフリカ・サミットに参加しました~
全世界のITS動向に関する調査の一環として、2024年10月に南アフリカ共和国ヨハネスブルグで開催されたSmarter Mobility Africa (SMA)に参加しました。
アフリカに関心のある交通専門家が集まり、ITSを活用した交通状況改善の経験やノウハウが共有されました。特に、インフォーマル交通は注目を集めた話題であり、政府側は、より効率的に管理するための規制の在り方を模索しています。
南アフリカは、インフォーマル交通の改善のために、公共交通に対する補助金政策まで準備しました。もう1つの重要課題は、ゼロ・エミッションの実現です。グリーン車両に関するセッションでは、EVの利用を推進するために、車両と充電設備をカバーするサブスク制度によるビジネスが取り上げられていました。発展途上国にとって財源の確保は常に頭の痛い問題ですが、南アフリカは20年以上にわたって有料高速道路でPPPをうまく活用してきました。
SMAと南アフリカの交通における実績は、交通システム整備を目指す他の国々にとって参考になる事例となるでしょう。【2024年11月】
海外事業本部 李 晨瑋
横浜国立大学からのインターン生の活動報告
当社は大学からのインターン生を定期的に受け入れています。この夏、横浜国立大学の博士課程に在籍しているTran Thu Huy氏が、7月8日から31日までインターンシップに参加しました。最後日には、社内の関心のあるメンバーをオンラインでつなぎ、インターンの成果や感想について発表を行いました。Huy氏からのインターン報告を共有いたします。
インターンシップでの活動報告
アルメックでのインターンシップ期間中、私は発展途上国における都市交通の課題と解決策に関する一連の業務に従事し、包括的な理解を深めることができました。このインターンシップを通じて、研究目標に関連して、実態をより深く理解することができ、私の博士論文をさらに充実させることができました。また、重要なプロジェクトの詳細について学び、交通計画における貴重な経験を得ることができました。
私は3つのタスクを実施しました。最初のタスクは、発展途上国におけるライドヘイリングサービス(RHS)の動向整理です。博士論文で異なる種類のRHSに対する通勤者の旅行行動を扱っており、非常に関連したテーマでした。各国のRHSの現状について広範な調査を行い、主要な市場プレーヤー、彼らの運営戦略、そして都市交通システムに与える影響に焦点を当てました。ルワンダ、ケニア、ネパール、タイ、ベトナム、フィリピンなどの国々の事例を通じて、RHSサービスが直面している規制、運営、市場に関連する課題を明らかにしました。私の研究はハノイの事例を取り扱っているため、異なる国におけるRHSの理解を深めることができ、本タスクで作成した要約表を最終的な博士論文に組み込むことができました。
残りのタスクについては、私のインターンシップが比較的短期間であったため、自分自身で行うよりも、指導教官からの口頭指導がメインだったのですが、多くを学ぶことができました。第2のタスクは、キガリのバスターミナルにおける交通調査データを分析し、都市交通の改善に向けた概略計画を作成することでした。第3のタスクは、ナイロビ都市圏の交通需要分析に関するトレーニング資料作成でした。都市の交通需要データを通じて交通マスタープラン策定プロセスを学ぶことができたため、インターンシップの中で最も興味深い部分でした。学部生の頃に都市計画に関する資料を調べていた際、JICAが策定したハノイ市総合都市計画調査(HAIDEP) とホーチミン都市交通調査(HOUTRANS) といったマスタープラン調査をレビューしたことがあります。こうしたマスタープランがどのように導入されたのか疑問に思っていましたが、説明を通じて、その背景や策定プロセスを理解することができました。都市計画の学生である私にとって非常に興味深いものであり、もっと自分で取り組む時間があれば良かったと思います。
アルメックの皆様に、この素晴らしい機会を通じて非常に豊かな経験をさせていただいたことに心から感謝申し上げます。学術的な知識を実践的な環境で応用し、交通計画における課題と機会についてより深く理解することができました。
Tran Thu Huy【2024年11月】
スマホアプリによる視覚障害者の移動支援
視覚障害者は、外出の際、事前に記憶した道順や路面の状況、周囲の音など様々な情報を頼りに移動しています。特に、駅や歩道、公共施設の出入口などに設置されている点字ブロック(正式名称は視覚障害者誘導用ブロック)は、視覚障害者が安全に移動するための大事な手掛かりになっています。
今では世界中に普及している点字ブロックですが、その発祥地は日本の岡山です。昭和40年に岡山出身の発明家、三宅精一氏によって考案され、昭和42年に岡山盲学校近くの国道交差点に初めて設置されました。
国内の鉄道駅では、平均利用者数3,000人/日以上の駅のうち、約97%の駅で点字ブロックが設置済(令和2年度時点)となっています。このように社会のインフラとして定着している点字ブロックですが、初めて訪れた場所や、自分の現在位置と向いている方向が分からなくなった時などは、目的の場所へ安全に移動できない場合があります。そういった課題へ対応するため、新しい技術の開発・実装が進められています。
その1つに東京メトロが導入を進めている「shikAI(シカイ)」という視覚障害者向けのナビゲーションシステムがあります。
「shikAI」は、駅構内の点字ブロックにQRコードを設置し、iPhoneのカメラで読み取ることで、現在地から目的地までの駅構内の移動ルートを導き出し、音声で進む方向や距離を伝えることにより目的地まで案内するアプリです。東京メトロでは、令和3年1月より「shikAI」の導入を開始し、現在13駅(路線別20駅)に導入しています。
「shikAI」以外にも視覚障害者の移動支援システムとして開発が進められているものに、「コード化点字ブロック」や「NaviLens(ナビレンス)」などがあります。誰もが安心して快適に移動できるように、これらの新しい技術の開発・実装が益々進むことを期待したいと思います。【2024年11月】
国内事業本部 永元 真也
参加報告~第13回くらしの足をみんなで考える全国フォーラム2024~
2024年10月27日、東洋大学白山キャンパスで開催された「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム」に参加してきました。
本フォーラムは日常の通院や買い物といったくらしの足の問題を解決するために、当事者、行政職員、研究者、交通事業者、医療従事者、NPOといった多くの関係者が集まり、それぞれが抱える問題解決のヒントを得る場として毎年開催されています。
当社の海外事業本部もポスターセッションにて発表を行いました。国内の発表とは方向性が大きく異なりますが、それだけに新鮮なようで、色々な方が興味を持って話を伺ってくれました。
分科会ではライドシェア、運転手不足、地域内の合意形成といった、昨今のくらしの足を取り巻く課題についての議論がされており、国内動向を把握するうえでも、非常に勉強になりました。【2024年11月】
海外事業本部 太瀬 隆敬
まちの拠点の役割〜様々な『わたし』になれる場所として〜
昨今、様々な地域で「まちの拠点」の整備が進んでいます。飲食スペースが併設されている拠点、コワーキングスペースのような拠点など、その姿かたちは多様です。
まちに拠点を構えるメリットとして、地域内外の多様なバックグラウンドをもつ人々が交流することで、まちに新たな活動や価値が生まれる。概ねそのように説明されることが多いように思います。これはまちや社会の側からみたメリットですが、そうしたまちの拠点に出入りする個々人にはどのようなメリットがあるでしょうか。その一つとして、「様々な『わたし』になれる」というものがあると考えます。
作家の平野啓一郎氏が「分人主義」という考え方を提唱しています。分人主義では対人関係やコミュニティごとに変化する複数の人格すべてを「本当の自分」だと捉えて肯定します。たとえば、職場や学校にいる時の自分。家庭での自分。一人で過ごしているときの自分。それぞれ違っていいのだという考え方が分人主義です。この考え方を導入すると、まちの拠点の見方が変わってきます。
つまり、まちの拠点で様々な人と交流することは、職場や学校、家庭での分人から離脱して、普段とは異なる「様々なわたし」としての時間を過ごすことだと言い換えられます。職場や学校で人間関係に思い悩んでいる人は、いつもとは違う『わたし』を生きることができます。そして、その分人を生きている時間も「本当の自分」だと捉えて拠り所にすることで、自分自身を肯定できるようになるかもしれません。
まちづくりでは「交流が生まれることが大事」と標語のように言われます。そこで使われている「交流」というワードを個々人の側から分解してみると、まちの拠点の「様々な『わたし』を生きる装置」としての一面がみえてくるのではないでしょうか。【2024年10月】
国内事業本部 永島 奨之
"かわいい"地域公共交通
乗り物は今も昔も、どちらかというと“かっこいい”方でスタイリングされることが多いですが、個人的には地域公共交通については“かわいい”方が良いと考えています。
弊社では以前、品川区のコミュニティバス「しなバス」の導入のお手伝いをしていました。車両のデザインも検討し、運行する車両3台(後に4台に増車)は赤、オレンジ、水色(4台目は黄緑)とそれぞれ別の色になったのですが、結果としてまちなかをカラフルなバスが走る光景が生まれ、街の方々からは「かわいくて良い」「街が明るくなった」「何色のバスが来るか楽しみ」などご好評いただきました。
これには導入した日野自動車の小型バス車両「ポンチョ」の柔和なスタイリングも影響していると感じています。円形のライトを採用するなど丸みのあるかわいらしいデザインを取り入れた「ポンチョ」はグッドデザイン賞も受賞しています。
“かわいい”乗り物は地域的な輸送を行う私鉄の電車でも見られます。西武線では、「スマイルトレイン」という前面が笑顔のように見えるデザインの車両が走っています。この他、東急線や京王線の新型車両などでも、丸みのある顔のような愛嬌のあるデザインが生まれています。ただバスの方は「ポンチョ」以降そうした“かわいい”車両は少ししか登場しておらず、個人的にはやや残念に感じています。
なぜ地域公共交通は“かわいい”であってほしいのか、それは“かわいい”ということはすなわち“親しみやすい”ということだからです。ごつごつしていたり目つきが鋭かったりするよりは、柔和でかわいらしい乗り物の方が親しみを感じやすいと思いませんか?
バスや電車に限らず近年普及が進むグリーンスローモビリティなどの新たなモビリティについても、地域の方々により親しみを感じてもらえるような工夫があると、地域公共交通としてより良いのではないかと考えています。【2024年9月】
国内事業本部 中島 隆汰
都心に乗り入れている鉄道をレール幅で色分けしてみました
業務の関係で最近、京浜急行に乗車することが多くなりましたが、そのレール幅はいつ見ても力強さを感じます。1435mmはやはり広く、高速の電車運行を実現しています。
レール幅には改軌の歴史があります。合併や他社線との相互直通といった鉄道人の野心のもとで、改軌を決断することになりますが、長大であればあるほど大事業となります。
現在、京浜急行・都営浅草線・京成電鉄が1435mmで、羽田空港と成田空港を直に結んでいますが、京成電鉄は1372mmから1435mmに改軌した経緯があります。また京浜急行は、1435mmから1372mm、そして再び1435mmに改軌した経緯があります。
この京浜急行は1435mmでスタートしますが、北側の東京市電と相互直通したいがため、1372mmに改軌しますが、南側の湘南鉄道と合併となり、1435mmへ再び改軌します。一方、東京市電は戦後廃止され、かわって都営浅草線が京浜急行にあわせて1435mmで開業してくれました。
改めて図をみると、1067mmで郊外線とメトロが多くネットワークしているなか、変わっているのは、京王線・都営新宿線の1372mmと、京浜急行・都営浅草線・京成電鉄の1435mmです。【2024年8月】
国内事業本部 髙尾 利文
バンコクにおけるAIを使った交通違反車両のリアルタイム検知への挑戦 (Smart JAMP プロジェクト)
2024年7月10日、タイ国バンコクにおいて、「2023年度Smart JAMP交通分野におけるスマートシティ実現に向けた調査検討業務」(国土交通省)のキックオフ会合を行いました。
本業務は、日本政府が主導する日ASEAN相互協力による海外スマートシティ支援策(Smart City supported by Japan ASEAN Mutual Partnership: Smart JAMP)の一環として、交通分野における我が国の先進技術やソリューションを活用したスマートシティの具体的な案件を形成することを目的に国土交通省が実施するものであり、昨年に引き続き、バンコクにおいて、当社とニューラルグループ株式会社の共同企業体で取り組むことになりました。
具体的には、バンコク都及びタイ王国警察の交通警察の協力のもと、バンコク都が道路上に設置している既存のCCTVカメラの映像を活用し、ニューラル社が独自に開発した画像解析AIを用いて、駐車禁止区間に駐車している車両を自動的に検知・特定することで、スマートな交通流と安全な交通環境の実現を図るものです。
昨年度の業務で開発したAIモデルを活用し、本年度は、BMAの交通管制センターからのCCTV映像をリアルタイムで解析し、違反車両の検出・警察官への即時通知の実装を実施する予定です。さらに、本格的な導入を見据え、実際の交通違反の取締り、違反切符の発行プロセスを踏まえた、違反検知システムを提案します。【2024年8月】
西五反田の新たなランドマーク
五反田エリアは東京都策定の「都市づくりのグランドデザイン」において、大崎エリアとともに「業務、商業、居住、文化などの多様な機能の高度な集積が進んだ地域」とされており、多くのオフィスや飲食店が立ち並ぶエリアです。
今年4月、その五反田エリアにおいて、大規模複合施設「五反田JPビルディング」が開業しました。
当ビルは、東急池上線大崎広小路駅隣の「ゆうぽうと」跡地に、地上20階(地下3階)建てで建設され、「TOKYO, NEXT CREATION」をコンセプトに、多様な出会いと交流、新しい価値創造を促す次世代の街の拠点を目指すとされています。
1階はフードホールとなっており、東京初出店のお店から五反田の名店まで11の飲食店が出店しています。2階はシェアオフィススペースで、コワーキングスペースやブースなど大小合わせて15の個室があります。3階はオフィスエントランスと品川区が運営する「CITY HALL & GALLERY GOTANDA」(区立五反田産業文化施設)が入り、イベントホールやギャラリーを備えており、多目的な利用が可能となっています。また、4階~12階はオフィスフロアで、14階~20階は星野リゾートが運営するホテルとなっています。
五反田エリアは、賃料が比較的安く、交通の利便性も良いことから、新たなビジネスエリアとして注目が集まっているようです。【2024年7月】
国内事業本部 鈴木 一郎
車道の「左側」について
自転車は道路交通法上の「軽車両」に区分され、車道の左側を通行することが原則です。
高度成長期の交通戦争と言われる時代の緊急避難的な措置として歩道通行も可となっていましたが、2007年の自転車安全利用五則以降、車道通行原則が徹底されることになり、自転車専用通行帯やナビマークなどの走行環境整備も積極的に進められています。
その車道の「左側」ですが、実際に自転車で走行するとまだまだ問題を抱えていることに気づきます。路側帯付近は排水勾配により様々なものが溜まっている場所でくぎ、ボルト、針金、木片、ごみなど、特に雨あがりなどは多くが流れてくるため、パンクのみならず走行を不安定にさせるリスクがあります。
また、写真はとある場所のグレーチングですが、これでは自転車のタイヤが挟まって重大事故に繋がる危険があります。
自動車との距離感でも危険と感じることがあります。実際に距離を空けずに大型車に追い越される際の恐怖は想像を絶するものです。愛媛県では「思いやり1.5m運動」として、側方を通過する際の安全な間隔を開けるように呼び掛けています。
また、横浜市では思いやりをもって空間を共有するための取り組みとして思いやり SHARE THE ROAD運動をスタートし、動画やイベントを通じて啓発活動を展開しています。
電動キックボードの普及に見られるように、これからは多種多様なモビリティが「車道の左側」を走行することになります。ユーザー目線でハード・ソフトをきめ細かく考えていく必要がありそうです。【2024年6月】
キガリ(ルワンダ)でバス運転士教習マニュアルの作成
JICAで実施している「キガリ都市交通改善プロジェクト(日本工営株式会社と当社の共同企業体)」では、公共交通に関するステークホルダーへの能力強化を実施しています。活動の一環として、バスドライバーへの研修をサポートする為の「バス運転士教習マニュアル」を策定しています。
本マニュアルは、過去のJICAプロジェクトで、神姫バス株式会社の運転士教導者によって作成されたものを基にしつつ、ルワンダの地域特性に合わせて部分的に修正されています。
マニュアル内の写真撮影にあたっては、地元のバス事業者がバスとドライバーを手配していただきました。本マニュアルがドライバーの運転スキル・接客の改善に役立たれることが期待されます。【2024年5月】
動画でわかりやすく!〜コミュニティバス等の利用促進動画の制作〜
みなさんは「ジンバル」をご存じでしょうか? 撮影機材の一つで、ビデオカメラやスマートフォンに取り付ける土台のような装置です。
撮影時の手ぶれを防いだり、スムーズにパン(縦方向や横方向にフレーミングを移動すること)したりと、まるでプロのような動画撮影が可能になります。近年スマートフォンなどを取り付けられる、小型で、しかも高性能のものが増えてきました。
弊社では、近年動画制作のお手伝いをさせていただくお仕事が増えてきており、撮影時には、この「ジンバル」が大活躍しています。先日は港区の委託を受け、コミュニティバス「ちぃばす」の乗車案内や「台場シャトル(お台場レインボーバス)」の乗り場への道を案内する動画を作成致しました。
動画では、音声を用いながら順を追って説明できますので、非常に分かりやすいご案内が可能となります。
今回、弊社では初の試みで、動画のシナリオ作成から、撮影まで一貫してお手伝いさせていただきました。構成をふまえてシーン毎に撮影していく工程は、普段の業務とはまた違った経験となり、私の動画撮影の腕も大分上がったような気がします!
何かを検索するときにブラウザからの検索ではなく、Youtubeなどの動画サイトから調べる人も多い昨今、動画での案内は分かりやすく、目を引きますので、ぜひご活用をご検討ください!【2024年5月】
国内事業本部 小島 桃子
パラオの離島交通を調査しています
2024年2月に「パラオ共和国観光客利便性向上等に資する公共交通システム及び観光モデルルートの検討の情報収集・調査業務」(国土交通省)の一環として、アルメック2名が現地に渡航し、パラオの離島交通の実態に関する情報収集行いました。
パラオでは、ほとんどの住民が本島に居住しています。離島5州の住民にとっては、船便が唯一のライフラインであり、貨物輸送を含めた定期便が運行されていますが、海の状況に影響されやすいため、キャンセルされることも多いです。
現在、船の運航は各州が管理しており、時刻表は州政府に電話で確認するしかないため、観光客にとって非常に不便な状況です。また、現時点パラオでは乗り合いバスが存在せず、荷物量も多いことから、船利用者は、親族または同僚に乗船場まで送迎してもらう必要があります。
パラオは気候変動に直面している島しょ国であり、環境に優しい交通手を導入することで、少しでも地球温暖化対策に貢献でき、またその必要性を訴えていくことが重要と考えます。【2024年4月】
青梅市でのグリーンスローモビリティ実証運行
JR河辺駅の南側に位置する河辺町1~3丁目地区は多摩川沿いにあるため、駅とその周辺にある病院や公共施設とはかなりの高低差があります。平面距離50~60mの間に垂直距離で約20mの落差を有します。買物で駅周辺へ行く方が多く、特に高齢者にとって、この急勾配を往復するはとてもきついです。
かつて新規バス路線の導入検討が行われましたが、狭隘道路のため、安全性や経済性の点から一旦白紙に戻りました。近年になり路線バス以外の交通モードの導入が全国各地で進んできたことから、地域ワークショップによる検討を重ね、新しい交通システムとしてグリーンスローモビリティの実証運行を令和5年10月から11月の2か月間実施するに至りました。
グリーンスローモビリティとは時速20km未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービスです(通称:グリスロ)。同じ乗車定員の一般車と比較して横幅が約8割と狭いため、すれ違いや乗降スペースの確保が難しいところでは導入しやすい車両です。扉がなく、床も低いことから、乗り降りしやすいと高齢者に大好評でした。急勾配でも問題なくスイスイ上るため、運行を継続してほしいという声が多く寄せられました。あまりに好評で、時間帯によっては満車で乗れないことがありました(乗客定員6人)。
実証運行では運賃は無料でしたが、本格運行では有料になることが想定されます。運転操作が比較的シンプルなため私でも安心して運転することができました。運行経費を抑えるために地域の方が運転手になるなどの工夫ができそうです。【2024年4月】
国内事業本部 倉岡 明子
これまでのトピックス(ニュースアーカイブ)
海外受託情報(プライム案件)
- 2024年03月 チュニジア国チュニス大都市圏都市交通計画策定プロジェクト詳細計画策定調査(環境社会配慮/気候変動対策)【国際協力機構】
- 2024年03月 フィリピン国メトロダバオ圏包括的・持続的都市開発マスタープラン策定プロジェクト(QCBS)【国際協力機構】
- 2023年12月 モンゴル国新ゾーンモド市及び自由経済地域開発促進プロジェクト【国際協力機構】
- 2023年11月 2023年度 青年研修「地方交通整備」に係る研修委託契約【国際協力機構】
- 2023年11月 エジプト国大カイロ都市圏及び周辺地域の国土開発計画における都市交通インフラ整備戦略の策定プロジェクト詳細計画策定調査(都市交通計画/公共交通)【国際協力機構】
- 2023年11月 令和5年度フィリピンの都市開発に係る基礎情報収集及び日本企業参画検討業務【UR都市機構】
- 2023年10月 ASEANにおける道路交通安全対策共同調査提案事業(2023年度)【国土交通省】
- 2023年10月 2023年度 Smart JAMP交通分野におけるスマートシティ実現に向けた調査検討業務【国土交通省】
- 2023年09月 ウガンダ国持続的なコメ振興プロジェクト(Eco-PRiDe)詳細計画策定調査(評価分析)【国際協力機構】
- 2023年09月 2023年度課題別研修「都市交通総合」に係る業務委託【国際協力機構】
- 2023年09月 ウランバートル市持続的な都市モビリティ戦略策定調査【ウランバートル市】
- 2023年09月 ジャカルタDukuh Atas開発案件に関する交通需要予測【三菱地所設計】
- 2023年09月 課題別研修「都市公共交通(鉄道、MRT、バスなど)」業務委託(第3年次)【国際協力機構】
- 2023年08月 ウズベキスタン国交通安全促進アドバイザー業務【国際協力機構】
- 2023年07月 フィリピン国公共交通指向型開発(TOD)能力開発プロジェクト【国際協力機構】
- 2023年07月 ドミニカ共和国サントドミンゴ都市交通マネジメントプロジェクト詳細計画策定調査(交通計画)【国際協力機構】
- 2023年05月 パラオ国環境配慮型交通システム整備プロジェクト【国際協力機構】